先輩社員インタビュー(5)胡拓磨 アニメーター先輩社員インタビュー(5)胡拓磨 アニメーター

 

あなたの現在の仕事内容を教えて下さい。

あなたの現在の仕事内容を教えて下さい。

 
 

今は原画とアクション作画監督、プロップデザインを担当しています。
原画は、絵コンテを見て内容に沿った動きや演技を考えて絵にしていく仕事です。担当するパートが決まると演出と打合せを行い、コンテには描かれていない情報・演出意図などを確認した後、作業に入ります。背景とキャラクターの配置と収まり具合を決めてレイアウトとして描き、キャラクターの動きをおおまかに描いたラフ原画、動きのタイミングを記したタイムシートを付けて提出します。
提出したレイアウトは演出、作画監督のチェックを経て手元に戻ってきます。演出と作画監督の修正指示を反映させつつ、清書して影付けを行い、動きも綿密にしたものを、後の工程の人に自分がやりたい事をきちんと伝えられるレベルにまで精度を高めた絵にして、原画として提出します。
アクション作画監督は動きのクオリティーを押し上げる役割で、レイアウトの演出チェックが抜けた後、作画監督がチェックをする前のタイミングでチェックを行います。作画監督は担当する話数の全カットをレイアウトと原画の2回見て、絵柄が統一されているかという所に重点を置いてチェックしますが、アクション作画監督は動きに特化した役割なので、アクションのシーンに限定してチェックを行います。
プロップデザインはキャラクターと背景以外の画面に映る要素である、小物類の設定画を担当します。『進撃の巨人』では馬車や劇中に登場する食器、大砲などがそれにあたります。

 
 

今まで仕事をしてきた中で、一番印象に残っている出来事を教えて下さい。

今まで仕事をしてきた中で、一番印象に残っている出来事を教えて下さい。

 
  先輩社員インタビュー(5)胡拓磨 アニメーター  

みんなで一緒になって一つの作品を作り上げるというのが、この業界に入ってやりたかった事なのですが、メインで最初から最後まで初めて関わって、その事を一番実感できた作品が『ギルティクラウン』(補注:2011~2012年、WIT STUDIOの前身であるProduction I.G 6課が制作したテレビシリーズアニメ)でした。
最終話のリテイク対応をしていた時に、作業が終わった人もすべての作業が終わるまでみんなで待っていて、まだ作業をしているスタッフに差し入れをしたりもしました。大変だったけれど、とても楽しかったなという思い出になって残っています。テレビシリーズの作画監督も初めてこの作品でさせていただいたので、そういった意味でも思い入れが深いです。

 
 

あなたの現在の仕事の「やりがい」はどんな点だと思いますか?

あなたの現在の仕事の「やりがい」はどんな点だと思いますか?

 
 

自分の気付いた事などを盛り込むと画面が応えてくれる感じが、凄くやりがいがあります。例えば、自分の家ではフローリングの床にござを敷いているのですが、出入口側だけ爪先を引っ掛けてボロボロになっています。それを見て人間の足はござに引っ掛けてしまうくらいすれすれに上げているのだと気が付いて、アニメーションに盛り込むときちんと反映された事を、面白いなと感じました。ちなみに、足を上げすぎると、軍隊の行進みたいにわざとらしくなってしまいます。

 
 

アニメーターを目指そうと思ったきっかけについて教えてください。

アニメーターを目指そうと思ったきっかけについて教えてください。

 
 

大河原邦男さんのようなメカニックデザイナーになりたかったのがきっかけです。アニメ業界に入れたらメカニックデザイナーになれるかなと思ってスタジオをいくつか応募して、受かったのがProduction I.Gでした。I.Gには『イノセンス』『IGPX』などのメカニックデザインを担当されている、竹内敦志さんという凄い方が在籍されていて、デザイナーに興味があった自分には目標になっていました。
メカが好きだと周囲に言っていると、メカが好きなら小物も描けるだろ、といった話になって、プロップデザインの仕事の話が来るようになった気がします。

 
 

アニメーターの仕事を始めて1,2年目の頃に、特に苦労した点などありましたら教えて下さい。

アニメーターの仕事を始めて1,2年目の頃に、特に苦労した点などありましたら教えて下さい。

 
   先輩社員インタビュー(5)胡拓磨 アニメーター

最初はお金がない、時間もない、その上絵も下手でした。数がこなせない事で心にも余裕がなくなってきて、人から認められないため更に心にゆとりがなくなってしまい、特に悪い循環に陥っていました。転機はアニメーターを始めてから4年目くらいの頃に、演出さんと制作さんから自分が原画を担当したカットを「良かったよ」と言われ、これでいいんだと思うようになってからは、良い循環になっていった気がします。

 
 

今、最も関心のある事(出来事や作品、人物など)は何ですか?

今、最も関心のある事(出来事や作品、人物など)は何ですか?

 
 

『進撃の巨人 season 2』を視聴者がどう受け取ってくれているか、気になっています。
1話に関しては残酷なシーンを直接見せないなどの配慮がされていて自分はそこまで感じなかったのですが、初めて見た人はかなりショッキングな映像だったようです。自分は事前にコンテを読んで、チェックで何度も映像を見慣れてしまっているせいもあると思うのですが、視聴者と作り手で受け取り方が違うのだなと思いました。 また、全体的に不安にさせるようなBGMが流れているなど、音がつく事によって印象がガラッと変わって、映像だけでは予想できなかった驚きが、自分もありました。
オフの時にやっている事だと、同人活動でしょうか。昨年コミティアに初参加して、自分で本を作って面白かったので、時間があればやっていきたいなと思っています。仕事の絵と自分が自由に描ける絵というのはやはり違うと思いました。仕事だと人が求めるものに応える形で絵を描いて、その報酬としてお金を貰ってっていますが、同人であれば本当に自分が描きたい絵を描けるので。コミティアではあまり売れなかったのですが、それでも買ってくれる方達がいたので嬉しかったですね。

 
 

自身の将来の夢や目標について、教えてください。

自身の将来の夢や目標について、教えてください。

 
 

自分がメカデザインをした作品が『スーパーロボット大戦』(補注:複数のロボットアニメが共演するのが売りのゲームシリーズ、略称『スパロボ』)に参戦する事です(笑)。全てのメカデザイナーの夢と言ってもよいのではないでしょうか!
それから、月並みですがキャラクターデザインをやってみたいです。作画監督は経験させていただいているので、次はキャラデを目標にしています。

 
 

最後に、WIT STUDIOを応募される方にひとこと、お願いします。

 

WIT STUDIOは制作元請で作品を作っているので、作っている作品の全てのカットがここに集まってきます。作品を作っている本拠地に席を置く事で、自身が直接関わったもの以外のカットを見て学ぶ機会がある事は、アニメーターをやっていく上でのメリットになると思います。
一緒に作品を作る事になったら、その時は宜しくお願いします。

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