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「グリム組曲」監督インタビュー第六回!

第六話「ハーメルンの笛吹き」監督 仲澤慎太郎

今回は、ドラマティックな展開で名高い仲澤慎太郎監督の作品に注目し、その劇的な演出技術と物語構築について深く掘り下げます。監督の視点から見た物語の見せ方と、その魅力を引き出す手法に迫ります!

【質問1】六話の見どころや注目ポイントを教えて下さい!

芸術という価値観が存在しない人間が初めてそれに触れた時、もしも感性が揺れ動き、感銘を受けたのなら

考え方や当たり前に見ていた景色や生活がどのように変化するのか。

良い影響を与えるか、もしくは雑念でしかないのか・・・

主人公のマリアが音楽に初めて出会った瞬間の心のざわめきをどのように描くのかをアニメーションならではの表現で挑戦した作品になっています。

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【質問2】演出するなかで特に意識した点、チャレンジした部分を教えてください!

私がお世話になっていたアニメスタジオの偉大すぎる監督たちは作品を世に出す意味を常に考え映画を作っている人たちでした。今作品が初監督の私に何ができるのか。

マリアと同様に何かをきっかけに、たとえ他者から非難や罵声を浴びせられたとしてもそれでも「前に進んでいいんだよ」と背中を少しだけ押して上げられるような作品が作れたなら世に出す意味があるのではないかと。おこがましいですがそんな事を意識して作品に向き合いました。

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【質問3】制作中の出来事で印象深かったことはありますか?

私はアニメーター上がりの演出では無いので絵が描けません。

私の拙い記号としての絵・指示書きをヒントにスタッフの皆さんが意図を汲み取ってくれてcutが完成していきました。特にメインスタッフの皆さんには助けてもらってばかりでした。

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【質問4】最後にファンに一言お願いします!

沢山のスタッフに支えられ「ハーメルンの笛吹き」が生まれました。

楽しんで頂けたら嬉しいです。

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インタビューは以上です。ありがとうございました!